【ネタばれ注意】ひょっとしてレコ発ライブ2018ライブレポ0版

ひょっとしてレコ発ライブ2018ライブレポ0版
改め椎名林檎と彼奴等の居る真空地帯-AIR POCKET-2018ライブレポ0版

今回のひょっとしてレコ発ライブ2018のチケットを取られていて
まだ見られていないかたは、このレポをスルーすることをお勧め
します。
白紙の状態でライブを見たほうが驚きと感動が大きいからです。

ちゃんとライブレポを書くのは、2015の台湾でのライブ、
(生)林檎博15垂涎三尺以来です。
ライブレポを書く目的はライブを見たときの感動を、
DVDが出るまでの間、少しでも記憶に留めるため、
書き留めるものです。
ここまで3/31神戸公演、4/8新潟公演に参加しました。
3/31は、ただただ唖然とするばかりで、メモを取るどころでは
ありませんでした。
4/8新潟公演では、ポケットサイズのノートの見開き2ページ毎に
セトリ順に曲目を書き込み、臨みました。
しかしながら、今回、客席が明るくなる機会が少なかったこと、
会場係員の方が公演中のスマホの使用に厳しく目を光らせていた事
曲目を太いサインペンでなく細いボールペンの字で書いてしまった
事などがかさなり、ちゃんとしたメモが取れていません。
また、私は記憶力が人より悪いですし、女性の衣装、装飾品、メイク
などについての知識も乏しいです。
暗かったので、違うページに演出内容をメモったかもしれません
従いまして、ちがうよ、そこはこうだったよ、とか
その演出はその曲ではなく、次のこの曲だったよ、というご指摘、
タレこみをいただけたらとてもうれしいです。
誤字脱字もよろしくです。

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■前説
新潟公演はご当地出身児玉裕一さんによる諸注意事項等
10分前くらいと開演直前と二度あり

■Opening
おもむろにスタート
背面のスクリーン 正方形の窓枠
3分からカウントダウン 
能動的三分間と同じく100分の1秒まで表示され、
めまぐるしく数字が回る。
RINGOのロゴ
その下にHYORECO SPACE CENTER
打ち上げ準備の交信音声
20秒前辺りからカウントダウン読み上げ
もちろん、客席のみんなも一緒に読み上げ
スペースシャトル発射の映像
うーかっこいいぞー

■M01.人生は思い通り
ロングの柄物のワンピース
頭にはシルバーキラキラの甲冑のような帽子、肩の防具、
エストの太いベルトはまるで甲冑のような風合い、
エレガンス&スパルタンみたいな

映像の打ち上げられたスペースシャトルはぐんぐん上がり、
宇宙空間でアマゾン風のダンボールを開けると
その箱の中には見たことあるCDのジャケットが
そう、逆輸入-航空局-の文楽人形のジャケット
宇宙に届けられたCD
そんな幕開け

この曲、あんまり知らない。またやらかした。
シングルCDのカップリングは私の鬼門
シングルCDは買うんだけど、買った時点で満足してしまい、
そのうちMステとかで実演を見てしまうと、iTunesに楽曲を
入れることすら怠ってしまう。過去「私の愛するひと」で同じ
過ちをやらかして、反省していたのに、結局未だ入れておらず、
ライブから帰って大捜査の後にCD発見しました
淡々としたライブの出だしの選曲として秀逸

■M02.おいしい季節
ハープシコード風シンセのイントロ、
思いっきりかわいいボーカル
10代の少女になれちゃう林檎は凄い
こういう曲の相方やらせてもひーちゃんは絶品
残念なのは掛け合いの声が自分の声の録音であること
浮ちゃんがいれば、リアルタイムでやってくれたと思うが
今回、適任者おらずこのようになったのだろう
女性のリードボーカルの相方をできる演奏家をぜひ、
次は入れて欲しいものです
もちろん浮ちゃんがベストなのですが

■M03.色恋沙汰
LOVE AFFAIRの文字
軽快なリズムに合わせ、夕日、海、白馬、ドローン映像が
繰り広げられる。児玉ワールド

この曲トロンボーンはかっこいい
鳥越啓介ちゃんのかっこいいベースがここらあたりから
むくむくと頭角を現すのですよ
バンドの衣装はモンゴル相撲レスラー風、この衣装欲しい

■M04.ギブス
この曲が来たら私は無条件降伏
林檎がギター弾こうが、目潰しの照明がまぶしかろうが
そんなこと関係なし
神戸の時、おおお、ここへジャンプしたかと、感激いたしました

■M05.意識
開始早々、ネオンサイン風で縦書きで

  意
  識

この曲は文字多用の映像演出
歌詞がえげつないことは、前から重々承知していても、
LEDテロップの横書きを縦に流す映像でやられるとさらに
ねじ伏せられる

「君が慕う思春期と 僕が用ゐる反抗期
 もはやごろ合はすことがすきなのだらう
 嘘ヲ吐クナヨ 」 とか、歌詞を知っている人も
初めて見るも、心えぐられるに違いない

児玉さんもきっとえぐられてしまって、
この映像を使ふことにしたのだらう

■M06.JL005便で
ギターのハーモニクス
聞きなれないバースから入る
途中でJL005便であることが分かる

ここからがオープニングロール
ライブのタイトルが、
椎名林檎と彼奴等の居る 真空地帯 -AIR POCKET- 2018で
あることが明かされる

林檎博14のあの映像演出を思い出させるように、
映像を多用した児玉ワールドの映像が繰り広げられる
ここからが本編のスタート
バンドメンバー、キャスト、スタッフが紹介される

※※私としたことか重要な、衣装、メイク、ヘアーなどの
方々のお名前を見落としております
見た方はタレこみお願いいたします※※

映像の中には、「ありあまる富」を彷彿とさせる
スローモーションで木っ端微塵の映像もあったような

この曲の終わりの方で、打掛風の布を目隠しにして、
生着替えをやりました

■M07.弁解ドビュッシー
着替えた衣装は、コートのようなものだと思うのですが、
その中にちらちらと見える緑の下着とおみ足しか記憶にありません
今回、ロックな曲な比率が高かったですよね

■M08.少女ロボット
この曲のボーカルも可愛かったな
ヒイズミさんがショルキーを最初に使ったのはこの曲だったかな

■M09.浴室
イントロですぐ分かるこの曲
全体に赤の映像、恐怖をかきたてる

途中、櫛で髪をおろしてロングヘアーに
え、え、え、ここであの、伝説の演出をやるのか、台湾でも再演した
ステージにシンクが設置されていないのに

あの、林檎を切り刻む演出は映像の中でコンパクトに見せられました
そして、林檎さんは扇子で切り刻む振りをしました
これからも何度もこの演出のリバイバルを見ることになるのでしょうが
出てくる度に納得するのだと思います
それほど生林檎博08のあの演出は鮮烈でした

途中から水をイメージさせるブルー系の映像に
手塚治虫ワールド、火の鳥などの作品であったような
生命の起源を思い起こさせるような映像

映像に携わるものであれば、手塚治虫は誰もがやってみたい題目
でも、安易には手を出せない世界
水、生と死、そういうものを扱ったこの楽曲だからこの演出は
許される、納得できる

まあ、私の勝手な解釈ですが

■M10.薄ら氷心中
この曲は演ってくれると思ってました
林原めぐみ嬢の声はかなりエロかったですが、
それを超えてくると信じてました
そして、期待通りでした

すいません、そのエロさを私は文字にすることができません
語彙力が圧倒的に足りていないのです
これだけはDVDを待つしかありません

サンバ風のヒイズミさんのピアノがとても心地よくて、
エロさをちょうど中和してくれました
鳥越くんのベースもかっこいい

■M11.暗夜の心中立て
M08からのM11の少女ロボット~浴室~薄ら氷心中暗夜の心中立て
の流れ、最高でございました
ひれ伏すばかりでございます、参りました

この曲でもパワフルに歌い上げます
そのパワフルな声にホーン陣が応えます
本当にいいホーン陣を手繰り寄せたもんだと思います
ゴージャス

曲中で番傘を上手く使います。
終わりの方で、傘を開いて舞台奥へ
傘で隠して、一度消える それでお着替えタイム
生林檎博08のカリソメ乙女をちょっと思い出しました 台湾でも再演したし

今回のライブではお着替えタイムを聴衆に意識させず、
いろんな衣装を見せてくれました

■M12.枯葉
アカペラで始まる
髪の毛をざくざくと切る映像
ハモンドオルガン風のヒイズミさんのKEYの音が絡んでくる
CDでは後半、英語バージョンになって激しい曲調になるのだが
そこはカット
おそらく、後ろの曲とのつながりを考えてでしょう

■M13.眩暈
ヒイズミさんコーラス
この曲だと彼の低い声でもマッチする
こういう曲を持ってくるとガラッと雰囲気変えましたよ、というのが
もろ伝わる
この曲は生で聴くのは初めて
これからのライブでもこういうビックリ箱を仕込んでくれるのかな
だから林檎さんのライブや止められん

■M14.おとなの掟
白のTシャツ、黒のスリムなパンツ
カッコいいなあ
神戸公演の時、開場前の先行販売の終わりごろに滑り込めたので、ぐっずを
ゆっくり選べましたが、そのときはどうせ自分には似合わないと思って、
今回はTシャツをパスする決断をしました。

でも、この姿があまりにもかっこよかったので、似合うとか似合わないとか
関係なく無性に欲しくなりました。
アンコールの時、客席を飛び出し、長いエスカレーターを駆け下り、
白のラマ文字入りTシャツを買い、長いエスカレーターを駆け上がり
ついでにトイレもいって、客席にもどってきました

■M15.重金属製の女
この曲でも文字多用の映像
まだ耳慣れていない曲の場合、
テロップはうれしいかな
でも、ちょっと多すぎなような

■M16.静かなる逆襲
このゴージャスなバンドメンバーでこの曲をやらない手はないでしょう
単に逆襲つながりだったのかな
M15からの畳み掛けるようなロックな流れ、とても心地よかったです

■M17.華麗なる逆襲
MANGARAMAの文字がラストスパートに向かっていることを聴衆に示す
そして旗振りの命令
喜んで従いますとも

■M18.孤独のあかつき
この曲、カラオケで歌っていて、めちゃ高いなーと思ってたけど、
当たり前だけどちゃんと歌いこなしたね

■M19.自由へ道連れ
ラストスパートにぴったりな疾走感
パステルカラーの映像
ヒイズミさんはショルキー
最後に「ありがとう」 え、これが本日初MC?

■M20.人生は夢だらけ
今回のライブでベスト1の歌唱を挙げろといわれたら
この曲でしょう
高畑充希ちゃんの歌唱もよかったけど、
一旦パスしておいて、折り返されたボールを見事にゴール決めたね
前半は、ヒイズミさんのピアノと2人で
CDと同様、ブレス音もしっかりマイクに入って、それすら美しい
そして後半、ホーン隊と共に歌い上げる ロングトーンもとてもいい

映像は、街の風景 丸いもの→富士山の火口 そして富士山の姿
映像を作る人は、やっぱりこの歌詞に反応したね

「そう あなたのように居たいです 富士山」

これは予想通りだったのでニンマリした

そして、歌い終わって、林檎はいつものように先にハケる
演奏はしばらく続く 林檎の姿は見えないのに絶唱の残像がはっきり残る

<ここで本編終了 20曲あっというまに駆け抜けた 一時間も経っていない印象>

■M21.丸の内サディスティック
出ました~ セットで17万円の着物 緑色
なんて似合うんだ バンドメンバーも黒に緑のTシャツ
ああ、このTシャツも欲しくなってきた
わざわざ物販宣伝タイムなんかやらなくて無言で売りつけてる

草履にもシルバーのラインが入っていてかっこよかった
今回、2公演とも初見の方に同行いただきましたが、
めっちゃ誇らしかったです

■M22.NIPPON
出だしの映像は、天井から林檎を歌う後姿を映したもの
この映像新鮮、凝った映像よりこういうのが好き
間奏での日の丸は、真っ赤な正方形がだんだん丸くなっていく映像
好評だったリオオリンピック閉会式の映像へのセルフオマージュ?
でもファンはうれしいよ

■M23.野性の同盟
「本日はいろいろある中お集まりいただきありがとうございました」的なMC
ラストの演出はスモークの中にバンドメンバーが消えていく演出
ウルトラCの「極まる」の演出の再現
その演出に合わせて、この曲を最後にもってきたのかな


■■■■■■■■■■■■全体の感想■■■■■■■■■■■■■■■
今回のライブは歌唱そしてバンドの演奏がいつもにも増して秀逸でした
特にベースの鳥越啓介さん
私は2015百鬼夜行から熱烈な鳥越フェチなのですが、今回も大活躍でした
曲によってウッドベースアップライトベースエレキベースを使い分け
ますが、特にアップライトベースの音、それに引いているときの所作に
惚れ惚れしました
音がオクターブ飛ぶようなところの所作がなんとも美しい
その昔、阪神好きのラジオパーソナリティが、
「かいらし、かいらし、かいらし掛布」と叫んでましたが、
まさに今の私は、「かいらし、かいらし、かいらし鳥越くん」です
みどりんのドラミング歌をがっちり支えてましたし、独特のノリを
作っていたと思います
名越さんのギターは安定のザリザリ感、全体がジャジーな雰囲気の中、
彼のギターだけが常にロック感を失わず、根っこはロックであるという
ところに錨を下ろしているようでした
村田陽一西村浩二山本拓夫のホーン隊、音も見た目もゴージャスでした
そしてそして、ヒイズミさん、H ZETTRIOでも大活躍していて、
彼のスケジュールは押さえられないのでは?と心配していました
ピアノ、ハモンドオルガン、多様な音色のシンセ、縦横無尽の活躍でした
常々書いてますが、ヒイズミさんと林檎の二人でライブやって欲しいです
武道館の真ん中にピアノ一台置いて・・・

と、書き出すとキリがないくらい演奏と歌唱が秀逸でした
特に林檎の歌が終わったあとバンドだけが残って後奏をするときに
バンドが激しく音を出せば出すほど、林檎の歌声の残像がくっきり浮かび
上がるシーンが事変のころから大好きだったのですが(例えば「生きる」)
今回その再現が2回ありました
M11.暗夜の心中立て M20.人生は夢だらけ で

これからもこのシーンに出会えることを期待します

残念だったのは、曲中でも書きましたが、コーラスです
コーラス好きとしては、浮ちゃんが抜けたのは大きなマイナスでした
別に他の人でもいいので、今後もコーラスができる人を一人入れて欲しいな

それから映像演出、大好きなのですが、ちょっと児玉さんお仕事しすぎと
思いました
歌唱と演奏が凄かったので、あくまでもそれがメインで、映像はあくまでも
背景であって欲しかったかな
映像演出が際立つ曲と控えめな曲の比率がざっくり2:1くらいの比率
だったように思いますが、逆に1:2くらいで良かったのかなと思いました
個人的な希望ですが
事変のDISCOVERYの時は豪華な電飾装置を用意しながらも、
前半はその使用は控えめにして、後半にフル稼働させてました
そういう使い方が好きです

過去の演出の再来がいくつかありましたが、これは好きです
一度見たことがある人にはニンマリ感を持たせることができるし、
初めて見る人にはぜひ現場で生体験して欲しいといういい演出の蓄積が
たくさんあるので、これを使わない手はないと思います

言葉でいくら書いても、DVDが出てきたらこんな文章は無価値ですね
とにかく早く映像を見たいです

長文、見ていただいてありがとうございます
セトリ、演出があった箇所の確認で、浮雲chさん、(TAM)さんのレポを
参照させていただきました
いつもありがとうございます

ラストの鹿児島でまた見る予定なので、その感想や皆様のタレこみに
よる修正、加筆をするかもしれませんので、また時々見に来てくださると
嬉しいです