林檎博'14 11/29,11/30,12/21 年女の逆襲ライブレポ(再編集・さらに長文)

林檎博'14 11/29,11/30,12/21 年女の逆襲ライブレポ(再編集・さらに長文)

一回目のライブレポからちょうど一ヶ月がたった元旦に
12/21福岡マリンメッセのライブでとったメモや感想も付け加え、
再編集したいと思います。もうネタバレを気にする必要もありませんしね。
衣装については、ナタリー、ロキノン、エキサイトなどに詳しく写真付きで
でているので、服飾の知識に乏しい私が書くのは最小限にします。

今回、下記のようなチケットになりました。
S1)11/29 さいたまスーパーアリーナ CD先行チケット 200レベル31列790番辺り 
   200レベルでは最上段から二番目、ビルの四階くらいから見下ろす感じ
S2)11/30 さいたまスーパーアリーナ 林檎班チケット 200レベル 3列260番辺り
   花道の演出を横から見る。やっとまともな席
F)11/29 マリンメッセ福岡 林檎班チケット アリーナ2列33番
   やっときたアリーナ 自分で当てたのは初めて
   前から2列目、センターからも2列目の極上席

f:id:ytkmatsumura:20040228182449j:plain

写真http://www.livehis.com/house/house_saitamasa.html から

s2は実際はこの反対サイド Fはマリンメッセ福岡

結果的にはひとつの演出を
S1)見下ろす位置 S2)横から見る位置 F)真ん前真ん中の
の三箇所でそれぞれ見れてよかったと思います。

ライブレポを書くにあたり、@higenotamayama(TAM)さんの
一日目のセトリ、ライブレポを見て、それを小さめのメモ帳に
曲目、主な演出を書いておいて、それを首から提げて観戦して、ときどき
暗い中で読めるか読めないような字を走り書きしたのを、
どうにかこうにか記憶をたどりながら解読したものです。

日によって違う内容や出来事には<S1><S2><F>の記号を付けます。

■開演前■--------------------------------
<S1>開演20分前に到着会場外のグッズにはものすごい列
これに並ぶと開演には間に合わないので10分ほど並び200レベルの入り口へ
手旗売り子がいない、きょろきょろ探すもわからず、手旗だけの売り場を
見つけたけど、ものすごい列で、係員に今並んだら開演に間に合いませんと
言われ諦める。
こんなこともあろうかと08の時の旗と神山町班大会の旗を持って来ておいた。
<S2>開場40分前に到着。開場時に早く入って、開場内で手旗だけは確保しようと
来たが、なんと会場外のグッズ売り場の列が昨日よりも短く、流れも早い。
すかさず並び、手旗だけでなくありあまる富箱などいろいろ買う。
ジャスト1万円の出費。
<F>開演30分前に到着 まわりには東京から来たマイミクさんたちが多数
また私の席に「いいですねー」と挨拶しに来てくれる人たちも
とにかく近い。ステージ前のスペース、ステージの高さがそれなりにあるので
5mくらいは離れているが、こんなに近いのは2008年Rising Sun Rock Fes の
東京事変の時以来。

アリーナ席後方のミキサー卓の場所が、高い台の上に作られている。
実はこの中に仕掛けがある。
客電が消えて舞台前の幕に、スターティングクレジットなのか
モノクロの映像が映し出されて、「今」が始まる。
Discoveryのオープニングを思い出させる白い物体が爆発したり、
銀河の無数の星のような映像が映り、「児玉裕一ここにあり」を
しっかりと宣言される。
<S1>興奮で文字を追えない。<S2>しっかりと出演者などの名前を見ました

■M01 今
曲の後半の盛り上がるところで、映像を写した幕がはらりと落ちる。
客席後方の台の中から、中央に作られた花道を林檎が小舟に乗って登場。
本当に浮かんでいるみたい。
かっこええー。大きな萱葺き屋根のような帽子をかぶっている。
洋装だが花魁的イメージかな。
小舟は舞台に向かってゆっくり進む。
スモークが立ち込め青い光が照射される中
林檎を乗せた小舟がすこしずつあがっていく。神がかりすぎる。

青色レーザー光が会場後方から照らされ会場のあちこちでキラキラと
青い光が光る。川面の光の反射に似せているのか。
<S1>31列目の上から見ると、会場のあちこちでサイリウムが光っているように
見えた。それとも観客の百人ほどにLEDでも渡してんのかなと思った。
<S2>200lvの3列目で見て、タネが分かった。
アリーナ観客の頭より少し上にレーザー光線を飛ばして
観客が振る手旗に当てて光らせているのだ。
観客の動きを織り込んで演出に使うとは。
<F>まさにその青い光が降り注ぐ中にいました。自分の旗も振って、光らせました。
まるで川底に潜って下から川面に降り注ぐ光とその中に浮かぶ舟を見ているよう。
林檎が舟に乗り花道を通るタイミングでは、周りの観客は自分の席から離れ、
花道横のフェンスに押し寄せました。もちろん自分は最前列で。
通り終わると、順序良く元の席に戻ります。さすが林檎ファン。
林檎は一旦奈落に入ります。

■M02 葬列
うわー、歌い始めからカルキの曲にいくとは、いい意味で予想を裏切りまくり。
ディスカバリーを思い出させる泡みたいな映像。
舞台後方、競りあがっていて左側は弦楽隊、右側はブラス隊とパーカッション
スクリーンは中央上、左右、いくつかに分かれている。
でも、アーチストを大写しにしてくれない。演奏者を写すのではなく、
あくまでも作りこまれた映像を写すためのスクリーンなのだ。

<S1>双眼鏡持って来て良かった。
<F>ステージ真ん中、一番前に出てきてくれて目の前で歌ってくれた。
それだけで感激。
舞台上は左から、
pf 赤いボンボリ付き帽子かぶっていて、弾くスタイルもまさしくヒイズミ
vn&コンマス 斉藤ネコさん
アコーディオン 佐藤くん
gt 浮雲 黒白細い目ボーダー柄の長袖Tシャツ(ステージ上はみんな)
gt 竹内さんだった
w.bs 鳥越くん
dr 見るからにみどりん
ステージ上のスモークが幻想的。

間奏では、ネコさんのバイオリンが炸裂し、才能をちりばめた林檎博であることを
はっきりと示す。

後半、男性陣がアカペラコーラスする中で、歌うところもいい。
さびでユニゾンで歌っているのは、たぶん浮雲。このライブでは浮雲大活躍。

■M03 赤道を越えたら
<F>MC:九州、博多のみなさま、ただいま逆襲に帰ってまいりました
林檎はタンバリン。浮ちゃんもタンバリンとパーカッション。
今回は浮雲はギタリストというよりボーカリスト。いい声してるし。
背面のスクリーンが無地で、バンドメンバーのシルエットが映える。
間奏では、トロンボーン、トランペットなどホーン隊が順番に吹き鳴らし、
このライブが「才能ちりばめゴージャス歌謡ショウ」であることを示す。
バンド+ブラス隊がゴージャスな曲。

■M04 都合のいい身体
今回のメインテーマ、キャバレーの曲来た。
アメリカの60年代のネオン風のLEDのスクリーン。
Glamorous Body Body Conscious Body & Soul そんなネオン文字を
ちりばめて、ここがラスベガスかブロードウエイだかのゴージャスな
歓楽街にあるキャバレーであることを表現する。
音楽もバンドの何人かがコーラスにまわりゴージャス。
三拍子のリズムに合わせて、海原の小舟がどんぶらこ、どんぶらことか、
スティック状の人とか白いお化けのアニメが踊る等、
ディズニーのファンタジアを彷彿とさせる。この映像もすばらしい。
<S2>二日目、林檎ちゃんが歌うの忘れて、後ろにいて、
あわてて小走りしてマイクのところに来て、途中から歌いだしたというのが
ありました。(タレコミ)

■M05 やっつけ仕事
おー、古い曲もやるのね。テンポかなり速め。
この曲はバンドメンバーだけでバッチリキメる。
林檎も投げやり風ボーカルがいい。この曲だけはちょっと違うテイストでした。
映像もシンプルで、演奏に合わせて音の波形が動くオシロスコープのよう。
福岡ではライブ当日に福岡空港から、ゎナンバーのクルマを借りて、
嘉穂劇場を訪問したので、そこでの伝説的ライブ、座禅エクスタシーの
テーマ曲ともいえるこの曲を演ってくれたのは嬉しかった。

特に福岡では地元ファンが喜んだと思う。
<F>演奏後、林檎がお約束どおりピックを会場に投げていました。
残念ながら、花道の向こう側。

■M06 走れゎナンバー
事変の頃からCG映像をうまく使っていたが、この曲の映像は秀逸。
路上を走る赤い車を空撮したようなCGやゲームマシンのような、
車のフロントガラスのような映像。児玉裕一のシンプル&クールな世界。
Discoveryまでの成功パターンを惜しげもなく再現する。
車のナンバーはもちろん、わ04-17。
歌い終わったとき、すーっと奈落に吸い込まれる。
ringoexpo08の時にも使った手法。

■M07 渦中の男(インスト+録音ボーカル) 林檎は衣装チェンジ
二人のダンサーの映像も。
一人は朝ドラのカーネーションに出てきた、コシノジュンコ風のサイケな感じ。
も一人はもっとアナーキーな感じ。この二人がAya Banbiという人気のユニットで
あることを一日目の終演後に知りました。
ネコさんが中央でバイオリンを弾く。かっこいい。

■M08 遭難
林檎は衣装チェンジして登場。花嫁のような白いドレス、ブーケ。
ウッドベースから入るJAZZボサノバアレンジで来たけどすぐわかった。
事変曲もやってくれるんだ。嬉しい。
アコーディオンがメロディーに絡む。
この曲はライブのたびにいろんなアレンジで聞かせてくれる。
林檎さんが気に入っているのだろうな。

■M09 JL005便で
この曲の映像にやられました。
最初は、夜の滑走路での離陸。005と表示される。
飛行機の雲の上からの映像。離陸のサウンドエフェクトも入る。
そこから離陸して、夜空を飛ぶ。天井から吊るされて連なるLEDの玉が
青く輝き星のよう。
やがて白い光が差し、朝の雲の上を飛ぶ。
さっきは映像だったダンサー二人がリアルに登場。
吊るされた玉もオレンジ色に輝く
ダンサーも白い布をまとってる。蹲踞の姿勢のような特徴的なダンス。
オルガン風の音が雰囲気をよく出している。
CDで聞いていたときとライブ後で一番印象が変わった曲です。
<F>曲の終盤でマイクスタンドを倒して、マイクを飛ばしてしまいました。
それでも平然と歌い続けておりましたが。

■M10 私の愛する人
この曲はカーネーションのシングルCDのカップリングだったらしい。
一日目に聴いて、帰宅して自分のCDを探したら有りました。CD買ってたのに、
iTunesにすら入れていなかったという失態。
ストリングスが有効に使われるサンバの曲。
緊張感の高い曲が多かったので、サンバで手旗も振ってリラックスというところか。
浮雲と掛け合いで歌う。途中から、事変解散後に発表されたPVの映像が使われる。
何人ものキャップを被った林檎が行進する。

■M11 禁じられた遊び
リラックスさせたのもつかのま、この曲の照明は赤で緊張感たっぷり。
冒頭のメロディーの辺りをヒイズミのカオスなピアノで、
さらに緊張感を最高潮に張り詰めさせる。
そして「雨音は~」からのサビでは、ディスカバリーの時と同じように
旗ふりまくり。
「才能結集事変テイストもあるとよゴージャス歌謡ショウ」楽しすぎる。
この曲もJAZZYなアレンジ。テンポがかなり速い。

■M12 暗夜の心中立て
マーチ風の演奏で始まって何の曲かと思ったけど、
石川さゆりに提供したこの曲だったか。
しゃがんだ姿勢で、石川さゆりに負けないよう絶唱。
二日目の声が凄かった。
白いドレスの赤い光を当てて、赤いドレスに染め上げている。
林檎が歌ってもエロい。ゴージャスな曲に仕上がっている。
曲終わりにまた奈落にすっと消える。

■M13 Between today and tomorrow 

林檎は衣装チェンジ
ヒーちゃんのピアノソロで始まり、ネコさんのバイオリン、
佐藤くんのアコーディオンいい感じに続く。
映像は、それらのアーチストの演奏の姿に炎がかさなる映像。
これは予め撮っておいたものみたい。
ここで、GALACTIC EMPIRE という楽団名が明かされる。

■M14 決定的三分間
ダンサー二人とともにオレンジ色の衣装を着て登場。
林檎は短めのワンピース、ウエストがきゅっと締まってる
ダンサー二人はショートパンツ姿。
どちらも軍服風。肩には徽章が入っている。
拡声器で歌う。映像でのRingo Expo 2014と表示された
iPhoneの映像が左右のスクリーンに表示され効果的。
ここでディスカバリーの時と同じような電飾階段が使われる。
今回あちこちで、児玉さんは東京事変の最後のツアー、
ディスカバリーの映像手法をもう一度使う。
これが事変好きにはたまらない。

■M15 能動的三分間
ディスプレイは電飾階段も含め、
すべて赤い字で残り時間のカウントダウン。
途中から、ほかのテロップが混じるって流れていく。
テロップの内容は、
電車の遅延表示や携帯電話の使用はお控えくださいという鉄道もの、
スピード厳守というような道路交通にかかわるもの、
前日に比べ3ポイントアップみたいな株式市場のもの、
能動的三分間の歌詞の一部が混じる、
児玉さん、かなり遊んでいる。おもしろい。
林檎は手旗を持って、観客を乗せる。
浮雲は、ギターを持たず前に出て歌う。
ほかのバンドのリードボーカルをギターとコーラスに従える贅沢。
この曲はこれからのライブでずっとはずさないのではないかな。
演出する人にとっては面白すぎる素材だから。

■M16 ちちんぷいぷい
フルートのイントロに始まりこの曲が始まる。
スクリーンのリンゴの絵、それに絡む照明が面白い。
もちろん、唯一みんなで叫べるところ。リンゴ!やりましたとも。
楽しい。ブラス・ストリングスが多数絡むと余計にもりあがる。
さらにそのあと、後ろからきんきらのモールがアリーナに発射される。
<F>曲の最後に「ありがとう」さいたまではほとんど喋らなかったけど、
福岡では良く喋るのね。

■M17 密偵物語
ちちんぷいぷいと密偵物語、テイストが似ているので続けたら面白いと思ってた。
密偵物語は、真夜中は純潔の続編といわれてきたが、演出でもそれを継承。
スクリーンはアメリカの劇画風でかなりエロい林檎らしき女性。
おっぱい丸出しやんか。そんなことしてええのん。
児玉さんは、うちの嫁さんこんなにエロいと自慢したいのかな。
それとも、児玉さんがいうのも聞かずエロを主張する林檎さんなのかな。
仕事の上では林檎さんが上司だから、児玉さんも折れざるを得ない。
かなりゴージャス感が高まってきた。

■M18 殺し屋危機一髪
最初のに、林檎がピストルを撃ち、スクリーンは弾丸で割れたガラスになる。
この演出にはかなりびっくり。やられた。
ゴージャスなキャバレー路線は続く。
「才能結集事変テイスト継承ゴージャス歌謡ショウのエロくて古き良きキャバレー」
は最高潮。こういうときはサックスのソロがぴったり。
エクスタシー(XTC)、致命傷、など歌詞のキメの部分で
効果的に劇画風文字が表示される。
アメリカンコミック風のスクリーンに日本語訳字幕。
下手からすっと奈落に消える。
時計を見たらここまでで一時間。とてもそんなに経ったとは思えない。
楽しい時間。

■M19 望遠鏡の外の景色(インスト)林檎は衣装替え
ここでディスプレイを使って、演奏陣紹介
ここでも浮雲は自転車で登場するなどかなり目立っている。
歌の最後で林檎が登場し、一節だけ歌う。

■M20 最果てが見たい
白スーツに赤い縦のラインのコート。ダンサー二人も同じ色合い。
映像は緑の草原。
唯一、まったりとした雰囲気。
林檎がギターを持つ。次の曲のために。

■M21 NIPPON
ドンドンドドドン チアホーンがプワー。キター。
浮ちゃんまたもハモリ。
ダンサー二人は手旗の振り方指導役。あの二人にすればつまらない振り付けだけど、
素人の先導も仕事のひとつだから仕方ない。
もちろん素人の我々は楽しい。
ウルトラCのツアー前半でもOSCAでフラッグをこんな風に振る演出があったな。
ツアー後半はストイックになって、MCも演出もなくなったけど。とか思い出す。
そして後半映像にPVと同じ日の丸が出るところで、涙ブワー(S2)
この曲、国歌にしてはだめかな?
なんだかんだ賛否両論があるけど、戦いに臨む日本人のメンタリティを表現してる。
間奏明けの「攻めに入っている」ドンドンドラムが大好きだ。

■M22 自由へ道連れ
ここで、拡声器で歌う。盛り上がる。
M01の時に通ったアリーナ席中央の通路を台にに乗って進む。
<S1>片足で立ち、手すりのようなものにつかまり、もう片方の足を後ろに上げる。
何のしぐさかな。上から見ると良くわからない。
(タレコミ)あの足を上げる姿は、スケボーなのではないかとのこと。
<S2>舞台から光が注ぐとき、アリーナ席の手旗の海がすごい。
<F>アリーナ席中央のみんなはまたしても、花道のフェンスに殺到。
ここをスケボーに乗って通過するとき、私と林檎さんの距離1.5m。
人生で林檎との最短距離。
確かにスケボーに乗っていて、林檎が足を漕ぐと、台を押している人が
スピードを上げる。

■M23 流行
イントロでうわー、これやってくれるの! 嬉し、びっくり。
いつかライブでやって欲しかった極。
一人のギターが竹内さんだからこれは大丈夫だけど、
ラップは誰が???浮ちゃんがやってくれました。
ラップは、もちろん本家のMUMMY-Dのほうが上だが、
そのかわり浮雲はコーラスができる。かなり浮ちゃんのボーカルが多用されている
衣装もコートを脱いでスパンコール入りのピンクのワンピース。

■M24 主演の女
映像はラスベガスのネオンサイン風のゴージャス感。
キャバレー Bon Voyage。
最近の楽曲はこれが演りたくて曲を作ってたのね。
Like virginとかSuger & Spice とかの電飾文字。
さらにワンピースも脱ぎ、ゴールドのレオタード。
ムチムチボディーのモンロー風。
胸元がかなりエロい。
曲の最後に天使の羽みたいなのを背中につける。
終盤になって林檎が天使みたいな羽をつける。

■M25 静かなる逆襲
<S1>この曲が最後だというのが聞き取れず、終わってから
暗転になったのは次の曲待ちかなとしばし待った。
それでも始まらないので、やっとアンコール待ちだと気づく。
だって、それまで一切MC無しなんだから。
え、もうと思ったけど、時計をみたらすでに一時間半は経過している。
まだ50分も経過していないと思わせるほど、めくるめくショウだった。
<S2>最後の一曲、お付き合いくださいますか、みたいなのが聞こえた。
曲の途中でネコさん、佐藤くん、浮雲、竹内くんとかが、、
バズーカ砲を担いで電飾階段を降りてくる。
ダンサーのシルエットがかっこいい。
そして丸サステップが出た。
これは、今日は丸サはやりませんというサイン。
嬉しいが悲しい。
終盤に、客席めがけキラキラモール発射。
終わったら暗転。もちろん我々はアンコールの拍手を休まず発射。

■M26 マヤカシ優男
ブラスでファンファーレが鳴り響き、照明を照らしあげる。
ヒイズミのピアノがすごい。
<F>MC:アンコールどうもありがとう
<S2>途中、背中の後ろから手を回して弾く曲芸みないなプレイも披露。
林檎の笑顔が良かった。
衣装は、ゴールドのレオタードに水色っぽい毛皮風ふわふわジャケットを羽織る。
太腿の、峰富士子なら拳銃M1910をつける場所に、イアモニタのワイヤレス装置を
ガーターベルトでとめているのも事変時代からのエロい継承。

<S1>MC(こんな感じ)
今日はようこそ。
おはなしもせんとやってしまいました。
みなさんが、どんどんやれという感じだったので。
残すところあと1曲です。
客席、エー 林檎 この一曲をお楽しみください。
<S2>MC(こんな感じ)
本日は彩の国にようこそ。遠くから来た方いらっしゃいますか。
年女の逆襲ということで、失礼ながらサディスティックにやってみました。
<F>MC(こんな感じ)
事変の解散の時も福岡にはうかがえなかったですよね。いつぶりやったかいな。
もっともっと頻繁に帰って来たいんですいけど、呼んでください。

■M27 ありきたりな女
最初はピアノだけ、途中からもバンドメンバーだけで演る。
ロングトーンのグッパーーーイがすごい。
歌い終えると深くお辞儀をしてステージ奥に林檎退場。
<S1>いつもの背泳ぎスタイル

バンドメンバーも演奏を終えると、さっと退場。
<F>浮ちゃんがお辞儀したとき、何も考えずに、
「浮ちゃん、ありがとう」って叫んでしもた。
ああ、もしもDVDにこの声がはいってしもたらどうしよう。
まあ、演奏後だから顰蹙ではないかな。本当に感謝の気持ちがあったので。

■エンドロール ボンボヤージュ 最後の締めまで浮雲の歌声
かなり一生懸命スタッフの名前を追う。
映像はウスイヒロシ そして児玉裕一か 衣装は飯嶋久美子 やっぱりなと
とかつぶやきながら余韻にひたる。
エンドロールが終わるまで客席から動く人は誰もいない。
終わったらもちろん拍手。
「才能結集事変テイスト継承ゴージャス歌謡ショウのエロくてクールな古き良き
キャバレーBon Voyage」を愉しんだ観客はゆっくりと引き上げるのであった。

ー全体の感想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー-
かなり短くて腹八分目感があるけどこれでいいのだろう。

あとはDVDをが出るのを待つだけ。福岡のでいくかな。埼玉二日目かな。
声の出は福岡だったけど、マイクが吹っ飛ぶトラブルがあったからな。
音声だけ、さいたまとか大阪のに差し替えればいいけど、いやがるかな。
ファンとしては、歌が飛んでしまったら、それはそのままで出して欲しいけど。

初日に一緒に行った人はそれほどの林檎好きではなかったけど、
終わってから飲みで、
これって、日本の才能すべて集めてますよね、って言ってくれた。
そう、そのとおり。児玉裕一、飯嶋久美子、斉藤ネコの楽団、
バンドメンバー、日本の超一級の才能と林檎の個性の融合の賜物。

その後のテレビ番組とかで、東京オリンピックの委員である蜷川実花さんが
ほのめかしているから多分実現すると思うけど、
東京オリンピックの演出は、このライブを手がけた面々に任せていいと思う。
世界中の人たちが楽しめるエンターテイメントを提供できるはずだ。

楽曲の構成は、着替え中のインスト曲を除いて
日出処から9曲
今、赤道を越えたら、走れゎナンバー、JL005便で
ちちんぷいぷい、NIPPON、 自由へ道連れ、静かなる逆襲、ありきたりな女
三文ゴシップから4曲
 都合のいい身体、密偵物語、流行、マヤカシ優男
その他林檎名義が3曲
 葬列、やっつけ仕事、私の愛する人
事変曲が3曲
 遭難、禁じられた遊び、能動的三分間
提供曲カバー、コラボ曲が5曲
 暗夜の心中立て、決定的三分間、最果てが見たい、殺し屋危機一髪、主演の女

三文ゴシップの曲は、あまり演奏されておらず、ぜひやって欲しかったので嬉しい
提供曲コラボ曲については、別の場でもよかったかな
おそらく、林檎博08と曲がかぶらないようにしたのだと思うけど、
08にいけなかった人もたくさんいるので、演奏して欲しかったと思う。
浴室とか罪と罰とかね。